点検中に修理ミス、核ミサイルが損傷 米空軍基地
空軍は事故を受け、技術的な指針の内容の強化や訓練課程の改善に踏み切り、事故につながった経緯などの情報を他のミサイル部隊にも伝えたという。
ミニットマン3は米国が地上配備方式で唯一保持する大陸間弾道ミサイルで、米国の核戦力の3本柱の1つとなっている。他の2つは潜水艦から発射されるトライデント弾道ミサイルと長距離の戦略爆撃機による核兵器。
ミニットマンミサイルは1960年代から配備が始まり、時間帯を問わず命令があった場合、迅速に発射されるとの戦略構想に基づいている。同ミサイルは堅固な格納庫内に収容され、要員が常時詰める地下に設けられた指揮所が発射任務などを担う。
米軍が現在保有するミニットマン3ミサイルの総数は450基で、F.E.ウォーレン空軍基地、モンタナ州のマルムストーム空軍基地やノースダコタ州のマイノット空軍基地に配備されている。