ウェスタン・チューズデーの結果にみる5つのポイント
4.サンダース氏はユタとアイダホで余裕の勝利
サンダース氏はこれまでずっと、指名争いの舞台が西部に移れば風向きが変わると主張してきた。その言葉の通りにユタ、アイダホ両州では楽々と勝利を収めた。
次に待ち構えるのは、ワシントン、アラスカ、ハワイの3州で26日に開かれる党員集会だ。党員集会の形式を得意とするサンダース氏が全勝する可能性もある。
同氏は22日夜、カリフォルニア州サンディエゴで数千人規模の集会を開いた。6月7日に予定される同州の予備選まで戦い続けるという意思表示だろう。
サンダース陣営の責任者は「勝利につながる道はある」と自信を示した。
5.勝ち星なしのケーシック氏は資金集めへ
共和党のケーシック・オハイオ州知事は資金不足を抱え、クルーズ氏から撤退を迫られている。22日はもともと勝ち星が期待できないとの見方が強く、その通りの結果になった。
今後はカリフォルニア州で資金集めに奔走することになりそうだ。陣営幹部らも同州に展開し、支持候補がすでに撤退してしまった有力者らに働き掛ける見通し。その努力が失敗に終わった場合、生き残りの望みは完全に絶たれてしまうだろう。