米軍、爆撃機B52をカタールに配備 ISIS空爆へ

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(CNN) 米空軍は9日、イラクやシリアでの過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討作戦に参加する戦略爆撃機B52が同日、中東カタールの空軍基地に到着したとの声明を発表した。

派遣された同機は米ルイジアナ州バークスデール空軍基地の所属だが、カタールのアルウダイド空軍基地に配備された機数は不明。

米国防総省は今年1月、ISIS掃討戦に加わっていた爆撃機B1をカタールから撤収しており、今回のB52配備はB1の任務を引き継ぐとみられる。米空軍のデボラ・リー・ジェームズ長官は今年3月初旬の記者会見で、B52をISISとの戦いに投入する準備が整っていると述べていた。

米空軍によると、同機が中東を担当する米中央軍の作戦地域に配備されたのは過去26年間で初めて。B52は1991に始まった湾岸戦争でサウジアラビアに送られ、作戦遂行で主要な役割を果たしていた。

同機は米空軍が保有し、今なお実戦に使われる最も旧式の軍用機の1つ。搭載可能な兵器の重量は爆弾やミサイル、地雷など約7万ポンド(約3万1751キロ)相当。エンジン8基を持ち、航続距離は約8800マイル(約1万4262キロ)。

1954年の初飛行以降、計744機が量産され、最後の製造は62年だった。米空軍が現在、実戦任務に就かせている同機は58機で、予備用として別の18機がある。

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