トランプ氏、「党のルールは不公平」 対話集会で主流派批判
ニューヨーク(CNN) 米大統領選に向けた共和党の候補者指名を目指す実業家のドナルド・トランプ氏は12日、ニューヨークでCNNが主催した対話集会に臨み、党内のルールのせいで自分が不利になっていると主張した。
トランプ氏は9日に行われた西部コロラド州での代議員選出でライバルのテッド・クルーズ上院議員に完敗。南部ルイジアナ州では予備選の得票率で勝利していたにもかかわらず、配分された代議員数はクルーズ氏と同数にとどまった。クルーズ氏は投票結果に左右されない非拘束の代議員らの取り込みによってトランプ氏を上回りたい考えだ。
トランプ氏は対話集会で、こうした結果は「不公平」だったと述べ、党内の主流派による妨害工作だと不満をあらわにした。
また、共和党全国委員会(RNC)が党内を「完全に支配」し、自分を陥れようとしていると主張。数カ月前に党のルールが変わったのは、主流派が自分の活躍ぶりを見て「それが気に入らなかったから」だと言い放った。