パック型洗剤、子どもの誤飲事故が増加傾向 米報告
パック型洗剤は米国で2012年に発売された。色彩が豊かで香りも強いため、子どもの注意を引き付けやすい。飲み込んだ子どもが病院へ運ばれる率は、中身が顆粒状のものより液体入りの方が高かった。
メーカーの米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は広告を通して安全上の注意を呼び掛け、子どもが開けにくい容器を開発するなど、事故防止に努めているという。
一方、研究チームは「6歳未満の子どもがいる家庭は従来型の洗濯洗剤を使うべき」とアドバイスしている。
チームの報告によると、食洗器用パック型洗剤の誤飲などについても、中毒管理センターへの通報が14%増加した。
ほとんどの事故は家庭内で、洗剤容器が子どもの手の届かない所に保管されていない場合や、大人が開けたまま目を離したすきに発生しているという。