米上院、陸軍長官人事を承認 初の同性愛者
ワシントン(CNN) 米連邦議会上院は21日までに、オバマ大統領が昨年9月、新たな陸軍長官として指名していたエリック・ファニング氏の人事を承認した。同氏は、同性愛者であることを公言している初の陸軍文官のトップとなる。
ファニング氏はカーター国防長官の首席補佐官を務め、これ以前には空軍次官、海軍次官代理などの要職を歴任してきた。
ファニング氏の今回の人事承認については、キューバの米海軍基地にあるテロ容疑者収容施設の閉鎖、収容者の米本土への移送問題などに絡め共和党の一部の上院議員が軍刑務所を抱える地元の選挙区の懸念を踏まえて抵抗し、遅れていた。
同議員は、国防総省幹部から同施設のテロ容疑者の米本土の軍刑務所などへの移送は米議会が財政面で制約を課しているため現状では不可能との説明を受けた後、人事の支持に転じていた。