米軍機の墜落相次ぐ、練習飛行のパイロット死亡
(CNN) 米テネシー州とコロラド州で2日、米軍の飛行隊に所属する戦闘機が墜落する事故が相次ぎ、パイロット1人が死亡した。
米海軍の飛行隊「ブルーエンジェルス」に所属するF/A18戦闘機は、テネシー州で開かれる航空ショーに備えた練習が始まって間もなく、離陸直後に同州スマーナ空港付近に墜落し、パイロットが死亡した。
練習にはほかにもブルーエンジェルスの5機が参加していたが、墜落には巻き込まれなかった。
その数時間前には、コロラド州にある米空軍士官学校の卒業式で上空をデモ飛行した空軍の飛行隊「サンダーバーズ」のF16戦闘機が墜落した。パイロットは脱出して無事だった。卒業式にはオバマ大統領も出席していた。
サンダーバーズ飛行隊の司令官によると、同機は着陸しようとしたところでトラブルに見舞われた。操縦していたのは経験豊富なパイロットで、機体を住宅地から離れた方向へ誘導した上で脱出したという。原因については調査中。地上で死傷者は出ていない。
オバマ大統領は事故後に同機を操縦していたパイロットに会い、大きなけががなくてよかったと声をかけたという。
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— Hammy 2016 ✈ (@e2pilot) 2016年6月2日