トランプ氏、選対本部長を解任 支持率低下に対応か
トランプ氏は20日夜放送のFOXニュースとのインタビューで、ルワンドウスキ氏を「よくやってくれた」と評価しつつ、「我々は少し違う道を行くことにした」と述べた。
この解任劇で中心的な役割を果たしたのは、かねてルワンドウスキ氏に批判的な見方を示してきたトランプ氏の長女、イバンカさんだ。イバンカさんの夫で強い発言力を持つジャレッド・クシュナー氏も最近、ルワンドウスキ氏との対立を深めていた。さらに次男のエリックさんも最近同氏と決裂し、選挙戦の進め方に不満を示していたとされる。
内部事情に詳しい情報筋によると、イバンカさんは20日、自身が選挙戦から手を引くことも辞さない姿勢を示してトランプ氏を説得したという。陣営内部では今後、クシュナー氏がますます重要な役割を果たすようになるとみられる。
トランプ陣営に近い筋の話によれば、同陣営は今回の解任により、支持率低下が目立つ選挙戦の行き詰まりを明確に認めたことになる。