米ディズニー、水辺の立ち入り禁止解除 ワニ注意の看板設置
(CNN) 米フロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドは23日、2歳の男の子がワニに襲われ死亡したことを受けて実施してきたパーク内の海岸や湖岸への立ち入り禁止を解除した。
男の子は14日夜、系列ホテルのグランド・フロリディアンに面した水辺を歩いていてワニに襲われ、翌日遺体で見つかった。
関係者によると、パーク内の水辺は日の出の1時間後から、日没の1時間前まで立ち入り禁止を解除する。ワニが男の子を襲ったのは午後9時過ぎだった。
ディズニーは安全対策を強化するため、ワニに注意を呼びかける看板や仮設フェンスをリゾート内の各所に設置。「引き続き長期的な対策に取り組む」とした。
一方、フロリダ州魚類野生生物保護局は21日、男の子が襲われた湖で行っていたワニの捕獲作業を打ち切ったと発表した。ワニの監視や捕獲を続けた結果、現場近くに仕掛けたわなに2頭のワニがかかり、目撃者の証言などから、男の子を襲ったワニは駆除できたと判断したという。
「作業中にわなにかかった6頭のワニは、人道的にこの一帯から駆除した」と同局は発表。「人を襲うような大きさのワニは6月16日以来、見つかっていない」としている。