米海軍、不評の青い迷彩服を廃止へ
(CNN) 米海軍は6日までに、不評だった現在の青い迷彩服を緑色の迷彩服に切り替えると発表した。現在の迷彩服は重く、火災時に溶けやすいほか、色も海中に隠れない限り無意味だとして、海軍の兵士から不満の声が上がっていた。
海軍によると、切り替えは10月1日から実施される。ただ、切り替えは段階的に行われる予定で、向こう3年間は青い迷彩服を着続けることもできるという。新規入隊者については、2017年の10月1日から新しい緑の迷彩服が支給される見通し。
青の迷彩服は2008年に発表された。海軍は導入当初、汚れが目立たちにくいなどとしてこれを高く評価していたが、兵士からはより軽く燃えにくい制服を求める声が上がっていた。
海軍のレイ・メイバス長官は4日に発表した声明で、世界各地に展開する海軍兵士を視察した際、迷彩服についての意見が頻繁に寄せられたと言及。「兵士は着心地が良くて軽く、通気性のいい制服を求めている」と指摘した。こうした声を踏まえ今回の決定に至ったという。