過半数が「オバマ政権下で人種間の関係悪化」 米世論調査
ワシントン(CNN) オバマ政権下で米国の黒人と白人の関係が悪化したと考えている人の割合が過半数に上ることが6日までに分かった。CNNと調査機関ORCによる世論調査で明らかになった。
オバマ大統領就任後、黒人と白人の関係が悪化したと答えたのは全体の54%で、人種別に見ると白人では57%、黒人では40%だった。サウスカロライナ州チャールストンで起きた黒人教会の銃乱射事件後間もない昨年6月に行われた前回調査(43%)より急増している。
米国の刑事司法制度は黒人より白人に有利だと考えている人は全体の52%。黒人では約4分の3、白人では約4分の1がそう考えていた。
白人の意見は教育水準によって大きく分かれ、大学の学位を持つ白人の62%が司法制度は白人に有利だと答えたのに対し、そうでない白人では42%にとどまった。