トランプ氏、中国めぐりツイート 為替操作や南シナ海の基地
香港(CNN) 米国のドナルド・トランプ次期大統領は4日、ツイッターで、中国について、「為替操作国」と指摘したほか、各国が領有権を主張する南シナ海で中国が進める軍事施設の建設について、中国は米国に軍事施設を建設してもよいかどうか尋ねたのかなどと発言した。トランプ氏は今月に入り、これまでの慣例に反して台湾総統と電話会談を行い中国からの反発を招いていた。
トランプ氏はツイッターで、米企業の競争力が阻害される人民元の切り下げや南シナ海での巨大な軍事施設の建設について、中国が米国に対し、行っても良いかと尋ねたのかと指摘し、「わたしはそうは思わない!」と書き込んだ。
トランプ氏については、その外交姿勢が衝動的すぎるとの見方も出ており、そうした批判を跳ね返そうとしているようだ。
中国がトランプ氏のこうした発言について、どのような反応を示すのかは不透明だ。中国は、トランプ氏が台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統と約10分間にわたって会談を行ったとされる件について、抑制的な立場を取っていた。