入国禁止の大統領令、差し止めをめぐる訴訟で口頭弁論

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
大統領令がイスラム教徒全員の入国拒否を念頭に置いたものかどうかが議論の争点に

大統領令がイスラム教徒全員の入国拒否を念頭に置いたものかどうかが議論の争点に

また別の判事は、大統領がイスラム教徒全員の入国を拒否することも可能だというのかと追及し、フレンティエ氏が「そういう命令ではない」と繰り返す場面もあった。

パーセル氏は、大統領が入国禁止令を出した動機にはイスラム教徒に対する敵意があったと主張した。また、大統領令によって州内の住民や州政府の税収に損害が及ぶことは確かだと述べた。

フレンティエ氏は、米国に足を踏み入れたことのない外国人には合衆国憲法が適用されず、入国の権利は認められないとの主張も展開。連邦高裁がたとえ差し止め命令の効力を認めるとしても、その対象は過去に入国しているグループに限定するべきだと述べた。

これに対してパーセル氏は、特定の宗教の信者を差別することは憲法上の政教分離の原則に反すると反論した。

サンフランシスコの連邦高裁は全米でもリベラル色が濃いことで知られている。高裁の判断は今週中にも出る見通しだ。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「USA」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]