米ホワイトハウス、複数の報道機関を取材から排除
スパイサー報道官はこの取材の中で、トランプ政権が報道内容に不満を持っているからCNNとニューヨーク・タイムズを排除したのかとの質問に、「代表取材を受ける形にして、それを拡大した。取材しに来る記者の数を若干増やした。記者団を拡大したのは私の決定だ」と述べた。
ホワイトハウスの決定に複数の報道機関が抗議を示している。
ウォールストリート・ジャーナルの広報担当は「ウォールストリート・ジャーナルは今日のギャグルにいくつかの報道機関を参加させなかったホワイトハウスの決定に強く反対する」「もし我々がそのときに知っていたら、このような閉ざされた取材に参加しなかったし、今後も参加しない」と述べた。
ワシントンポストのマーティー・バロン編集主幹は、ホワイトハウスの動きを「ひどい」と述べた。同氏はトランプ政権が非民主的な道筋にあるとの見方も示している。
バズフィードのベン・スミス編集長は「ホワイトハウスが好ましくない報道を行う報道機関を罰しようとする明白な試みに強く抗議する一方で、こうした行動で、この政権を公正かつ積極的に報道し続ける我々の姿勢が揺らぐことはない」と述べた。
AP通信は「公衆は大統領にできる限り多くのアクセスを持つべきだと信じる」と述べた。