新たな入国禁止令、6日にも署名へ 対象からイラク除外の声
(CNN) トランプ米大統領がイスラム圏からの渡航者や難民への入国禁止令について、週明けにも新たな大統領令に署名するとの見通しが明らかになった。政権内からは、入国禁止の対象7カ国からイラクを除外すべきだとの声が出ている。
政権当局者がCNNに、まだ予定変更の可能性はあるとしたうえで語った。トランプ氏は早ければ6日に国土安全保障省で署名するという。
署名は当初、1日に予定されていた。トランプ氏が28日夜に行なった初の議会演説が好評を博した後、急きょ延期が決まった。政権高官は同日、改めて署名の「時機」を計るとだけ述べていた。
トランプ氏が先月出した大統領令は、イスラム圏7カ国からの渡航者を90日間、シリアからの難民を無期限に、それ以外の難民を120日間、それぞれ入国禁止とする内容だった。
情報筋がCNNに語ったところによると、トランプ政権のティラーソン国務長官、マティス国防長官、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)は全員、入国禁止の対象7カ国からイラクを除外するべきだと主張している。