米NYの路上で黒人男性刺殺 憎悪・テロ関連の殺人罪で起訴
(CNN) 米ニューヨーク市内で「黒人殺害の練習」と称し、ホームレスの黒人男性1人を刺し殺したとされる容疑者が27日、憎悪犯罪とテロに関連した殺人罪などで起訴されたことがわかった。
ニューヨーク市警(NYPD)の調べによると、メリーランド州ボルティモア在住のジェームズ・ジャクソン容疑者(28)は今月17日、「黒人男性たちを殺害する」という目的でニューヨーク行きのバスに乗り込んだ。
検察によると、ジャクソン容疑者は標的の黒人を探して市内を3日間歩き回った後、深夜に「肌の色」だけを理由にホームレスの男性(66)を襲い、刃物で背中を何度も刺して逃走した。男性は搬送先の病院で死亡した。
容疑者はニュースで流れた防犯カメラの映像を見て、22日未明に警察に出頭したという。
ジャクソン容疑者は元米軍兵士で、アフガニスタンに派遣されたこともある。10年以上前から黒人の男性に対して憎悪の感情を抱いていたとされ、メディアの本拠地であるニューヨークのタイムズスクエアで多数の黒人を殺害するつもりだったと話している。