溺れた男性撮影の少年5人、州検事に訴追を要請 米フロリダ
(CNN) 米フロリダ州の池でおぼれていた男性を10代の少年5人がビデオ撮影しながら何もせず、その後男性が遺体で発見された件で、警察署長が州検事に対し、少年らを訴追するよう要請していることが24日までに分かった。
事件が起きた同州ココアの警察署のカンタロープ署長は、州検事に対して、死亡事件について知った人物は検視官に通報する必要があるとの規則にのっとって少年を訴追するよう要請していることを明らかにした。
州検事が訴追するかどうか決定する見通し。
当局はこれまで、フロリダ州にはトラブルに巻き込まれた人の救助または救助要請を義務付ける法律は存在しないため、少年は訴追されないとの見通しを示していた。
警察によると、男性は9日、フロリダ州ココアの自宅近くにある池でおぼれて助けを求めていた。この場面に遭遇した14~16歳の少年5人は、男性の様子を2分間以上にわたって携帯電話のビデオで撮影しながら笑い声を上げ、助けを呼ぼうともしなかった。
男性は14日に池から遺体で見つかっていた。