米共和党、好感度が過去最低水準に CNN調査で3割切る
ワシントン(CNN) 米与党・共和党に好感を持つ米国人は今春以来大幅に減少し、全体の3割を下回っていることが、CNNの世論調査で25日までに明らかになった。
調査では共和党に好感を持っていると答えた人の割合が29%と、3月の前回調査から13ポイント低下した。
CNNが世論調査にこの質問を設けた1992年以降では最低の数字だ。共和党のこれまでの最低記録は30%で、下院がクリントン元大統領の弾劾を決めた98年12月と、オバマ前大統領の医療保険制度改革(オバマケア)をめぐる対立で連邦政府機関が閉鎖された2013年10月の2回にわたって報告されていた。
共和党支持者の間では、トランプ大統領が党を正しい方向へ導いていると答えた人が79%を占めた。一方で、議会指導部が党を誤った方向へ導いているとの回答は半数を超え、53%に上った。
議会の共和党指導部に対する支持率は低下が目立ち、支持すると答えた人が全体の20%と、過去最低レベルまで落ち込んだ。この数字は共和党支持者の間でも39%にとどまっている。
ただし国民の不満は共和党だけでなく、野党・民主党にも向けられているようだ。両党に怒りを感じるとした人は59%を占め、どちらにも怒りを感じないと答えた23%を大幅に上回った。
民主党に好感を持っていると答えた人は全体の41%、否定的な感情を持っている人は51%だった。