米ラスベガス銃乱射 献血に長蛇の列、移動手段提供する人も
(CNN) 米ネバダ州ラスベガスで1日夜に起きた銃乱射事件で500人を超える死傷者が出るなか、人々は献血のために長蛇の列を作った。地元住民の中には、車を出して、事件に巻き込まれた人々を彼らの自宅などに送り届ける人も出た。
ラスベガスのグッドマン市長は事件後、記者会見で、地元住民に献血を呼び掛けた。市長は、血液が必要だとし、「もし、何かしたいと思い、健康であれば、献血をお願いする」と語った。
住民のシャンダ・マロニーさんは、事件をニュースで目にしたという。救急車が大学病院に殺到し、サイレンが遠くで鳴るのを聞いた。病院は彼女の自宅から1.6キロと離れていないという。
サイレンの音に囲まれ、無力感を覚えたというマロニーさんは、ツイッターに、移動手段が必要な人は迎えに行くと投稿した。
マロニーさんは車を出し、人々を拾うと、ガソリンスタンドや自宅などに送り届けたという。
人々を助けるために行動を起こした人は、マロニーさんだけではない。