普段はカリフォルニア、ネバダ、テキサス、フロリダの各州を行き来しながら生活し、ホテルがカジノの大口客に無料で提供する部屋が実質的な自宅になっていた。
コスモポリタンホテルでは、恐らく事故の前夜に酒のボトルを開けたものの、それほどたくさんは飲まなかったとしている。
足を滑らせて転んだ2011年10月の夜は、黒いスウェットと突っかけサンダル姿で歩いてカジノへ向かう途中だったといい、液体で足を滑らせて転び、ひざの腱をいためたと主張している。関係者によると、調停人は最終的に、コスモポリタンホテル側の訴えを認めた。
ギャンブルについては「世界最大のビデオポーカープレイヤー」を自称し、「私ほどたくさん、長時間プレイする人間はいない」と証言。2006年には1日平均14時間、1年365日プレイしていたといい、「一晩中ギャンブルをやって、日中は寝ていた」と振り返った。
1晩で賭けた金額を尋ねられると「100万ドル」と答え、「それは大金ですね」という弁護士に、「いや、そんなことはない」と応じている。
陳述書では、パドック容疑者の経歴も明らかになった。同容疑者は主にカリフォルニア州で育ってロサンゼルスのハイスクールに通い、米内国歳入庁(IRS)の職員を経て、不動産への投資を始めた。どこで原資を築いたのかについては明らかにしていない。