マンハッタン恒例のハロウィーン・パレード決行 「テロに屈せず」
(CNN) 米ニューヨーク市のマンハッタンでトラックが暴走し、8人が死亡した31日の夜、現場からわずか数ブロックの地区で例年通りハロウィーン・パレードが実施された。周辺では警戒が強化され、参加者らは口々に「テロに負けない」と声を上げた。
マンハッタン西部のウェストビレッジでは毎年、10月31日のハロウィーンの夜に盛大な仮装パレードが開催される。
この日の午後3時すぎ、同地区のすぐ北東側でトラックが暴走する事件が発生したことを受けて、ニューヨーク市警は警備チームを増員し、設置車両や警官の武装を強化して厳戒態勢を敷いた。
参加者らは「ニューヨークを応援したい」「生活を変えては負けだ」と強い口調で語った。
会場には、わずか2時間前に事件の記者会見を開いていたデブラシオ市長とクオモ・ニューヨーク州知事らの姿もあった。
クオモ氏はCNNとのインタビューで「テロリストの勝利を許さないために、私たちは自分の生活を続ける」と強調した。
ソーシャルメディアでは事件後まもなく、ニューヨークを応援する「#NYCStrong」のハッシュタグが飛び交った。現場に近いワン・ワールド・トレード・センターは犠牲者を悼んで星条旗と同じ赤、白、青にライトアップされた。