米テキサスの教会で銃乱射、死者26人 容疑者は死亡
(CNN) 米テキサス州サンアントニオ近郊の町、サザーランドスプリングスにある教会で5日、男が銃を乱射した。同州のアボット知事は同日夜の記者会見で、少なくとも26人が死亡したと述べた。
州当局の報道官によると、死者の年齢は5歳から72歳。
当局者によると、多数の負傷者も出ている。負傷者は近隣の複数の病院へ運ばれた。少なくとも3人の子どもが重体との情報もある。
容疑者は追われて北方へ逃げ、隣接する郡に入ったところで死亡した。警察が殺害したのか、自殺したのかは明らかでない。
この教会の牧師の妻によると、夫妻の娘(14)も犠牲になった。犯行当時、夫妻は別の州へ出かけていたという。
捜査当局者の話によると、容疑者は午前11時半ごろ、徒歩で教会に侵入した。近所の目撃者は、礼拝の最中に連続して約20発の銃撃音が聞こえたと話している。
現場はサンアントニオから約50キロの近郊に位置し、住民同士はだれもが顔見知りという小さな町。出動した地元警察に加え、連邦捜査局(FBI)やアルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)の要員も現場に向かっているという。
アジア歴訪中のトランプ米大統領は滞在先の日本から「神がサザーランドスプリングスの人々とともにありますように」とツイートした。