「現役時代の父ブッシュ氏に触られた」、7人目の女性が証言
(CNN) 米国のジョージ・H・W・ブッシュ元大統領(93)に体を触られたと名乗り出る女性が相次いでいる問題で、今度は大統領現役時代のブッシュ氏に触られたという女性がCNNの単独インタビューに応じ、当時の出来事を振り返った。
この女性(55)はミシガン州在住。1992年4月、再選を目指していたブッシュ氏の資金集め集会が同州で開かれ、父親とともに出席した。この時に写真撮影の場で、ブッシュ氏にお尻を触られたと訴えている。
「私たちは家族での写真撮影のため近くに寄った。『うそ!』という感じだった」。女性はこの時の様子をそう振り返る。「優しく揉むような感じだった」
周りにはシークレットサービスも含めて大勢の人がいたが、誰も気づいた様子はなく、女性はただカメラに向かってほほ笑むしかなかったと話す。この出来事について当時は、「きっとアクシデントだったのかもしれない」と考えようとしていたという。
しかし最近になって、ブッシュ氏に痴漢行為をされたという女性が相次いで名乗り出たことから、自分に起きた出来事についても考え直すようになった。
女性は匿名を希望しているが、問題の写真やこの時のブッシュ氏の演説内容などをCNNに示した。女性の元夫や親友も、1992年の出来事が起きた直後に、女性がブッシュ氏に触られたと話していたことを確認した。
ブッシュ氏の広報担当者は今回の訴えについてコメントを避けている。