トランプ大統領、ゴルフの時間はオバマ氏の3倍に? かつては批判も
ワシントン(CNN) トランプ米大統領が就任1年目でゴルフ場で費やした時間がオバマ前大統領の1年目に比べ3倍もの水準に達しそうな勢いになっている。ジョージ・W・ブッシュ元大統領の2期8年での合計時間を上回る可能性もある。
トランプ氏は25日も自ら保有する米フロリダ州ウェストパームビーチのゴルフクラブで往年の名選手であるジャック・ニクラウス氏と一緒にプレー。同クラブに出掛けたのは4日連続となった。
これでトランプ氏が所有するゴルフ場に姿を現したのは計81日間となった。大統領は米フロリダ州に保有するリゾート施設「マール・ア・ラーゴ」で感謝祭の休暇を過ごしている。
コースに出た際、ゴルフを必ずするのかやプレーした場合のラウンドの回数などは不明。ホワイトハウスはトランプ氏がゴルフをした事実はめったに確認しない。ただ、自らがこれを認めることもあり、最近はプロゴルファーのタイガー・ウッズ、ダスティン・ジョンソン両選手とプレーしたことを明かしていた。
歴代大統領にまつわる各種統計をまとめているCBSテレビの記者によると、オバマ氏は2期8年の任期中、計333ラウンドのゴルフに興じた。就任1年目は26ラウンド。
ブッシュ元大統領が在任中のプレーは24ラウンドで、2003年10月13日以降はすっぱりやめていた。国家が戦時態勢にある中でのゴルフが批判の対象になったのが理由だった。同氏が就任1年目でゴルフに出掛けたのは7回だった。
トランプ氏は大統領選の当選前、オバマ前大統領のゴルフの時間が多すぎるとして冷笑し、自らが大統領になれば職務の優先でゴルフに割ける時間はないだろうと宣言したことがある。