患者を寒夜のバス停に放置、動画拡散で病院謝罪 米
男性は10日早朝にこの出来事についてフェイスブックに投稿、計4万回近く共有された。これに続く動画などでは、救急車を呼んで女性を乗せてもらったと説明し、女性は病院に戻ったとしている。
男性は地元の心理療法士で、女性が精神的な問題で「手に負えない」患者だった可能性もあり、制服姿の1人の返答はそれをにおわせるものだったとも述べた。ただ「精神上の問題を抱える患者が感じのいい人であることは期待できない。病気にかかっているのだから」「目の前で展開された思いやりのなさを見てうんざりした」とも語り、このような対応は「容認できない」と断じた。
今回の出来事が起きたのは、メリーランド大学医療センターの敷地の近く。同センターの最高経営責任者(CEO)は11日、患者とその家族に謝罪し、今回の件は「人間としての基本的な思いやり意識の低下」が原因だと述べた。
同センターはこれに先立ち声明で、事態を非常に深刻に受け止めていると説明。徹底調査を実施しており、適切な対応を検討中だと明らかにした。