トランプ氏側、関係持ったポルノ女優に口止め料か 米紙
(CNN) 米紙ウォールストリート・ジャーナルは12日、トランプ米大統領が以前に性的関係を持ったことがあるポルノ女優に対し個人的な弁護士を通じ13万ドル(約1443万円)の口止め料を支払っていたと報じた。
支払ったのは米大統領選本選の投票日を控えた2016年10月だった。これに対し弁護士のマイケル・コーエン氏はCNNに寄せた声明で性的関係を強く否定。ただ、支払いの有無については触れなかった。
同紙の記事はこの問題の経緯に詳しいとする消息筋の情報に基づく。トランプ氏と女優のステファニー・クリフォードさんの関係は2006年7月、著名人が集まるゴルフ大会で生まれたとした。
コーエン氏は声明で、この種のうわさは2011年以降、再三浮上していたがトランプ氏はかつて強く打ち消していたと指摘。米ホワイトハウス当局者も声明で、選挙前に流れた、旧聞の蒸し返された情報であり全面否定されていたと述べた。
コーエン氏はトランプ氏の私的な弁護士を長年務め、以前は信頼が最も厚い側近の1人ともされていた。ただ、現在はトランプ政権を揺るがしているロシア疑惑への連座が問われ、トランプ氏とは定期的な接触はないとされる。
クリフォードさんは、コーエン氏を通じた声明で同紙の記事は全くの虚偽と主張。1月10日付の声明は、トランプ氏と出会ったのは数少ない公の場に限られ、それ以外はないとした。その上でトランプ氏からお金をもらったとのうわさは完全な間違いと述べた。