13人監禁の両親を虐待罪で訴追、栄養不良で認知障害も 米
12歳の子どもは7歳児くらいの体重しかなく、29歳の娘の体重は37キロだった。
両親が買ってきた食品を子どもの目につくところに置きながら、食べさせないこともあったとされる。
今回の事件が発覚したのは14日。17歳の少女がロサンゼルス南東部のペリスにある自宅の窓からはい出し、家から持ち出した携帯電話で警察に通報した。
検察によると、少女は2年以上前から兄弟姉妹とともに脱出する計画を立てていた。最初は2人で家を抜け出したが、1人は途中で怖くなって引き返したという。
警察が駆けつけた時点で、子どものうち3人はベッドに鎖でつながれていた形跡があった。家の中は暗く、悪臭が充満していたという。捜査当局によれば、母親は警察が自宅に来た理由が分からない様子だった。
近隣の住民は子どもたちの姿を見たことはほとんどなかったと証言。両親は子どもたちを学校に通わせず、親族に合わせることも拒んでいた。
保護された13人については、リバーサイド郡福祉局が健康状態を見極めた上で、各局と連携して支援に当たる方針。病院によると、容体は安定しており、栄養も摂取できているという。