13人監禁の両親を虐待罪で訴追、栄養不良で認知障害も 米
カリフォルニア州リバーサイド(CNN) 米カリフォルニア州の夫婦が自分たちの子ども13人を劣悪な環境で監禁していた事件で、同州リバーサイド郡の検察は18日、デービッド・ターピン被告(56)と妻のルイーズ被告を虐待や監禁などの罪で訴追したと発表した。
被害に遭った子どもは2~29歳で、6人は未成年。両親から精神的、身体的な虐待を受けていたとされる。現在は保護され、病院に入院して手当てを受けている。
両被告とも、18日に行われた罪状認否ではすべての罪状について無罪を主張した。次回は2月23日に出廷する。
もしすべてで有罪になった場合、最高で禁錮94年~終身刑を言い渡される可能性がある。
検察によると、虐待は一家がテキサス州に住んでいた当時から始まった。当初のネグレクト(育児放棄)がエスカレートして虐待になり、カリフォルニア州に転居した後はさらに事態が悪化した。
子どもたちのほとんどは重度の栄養不良状態にあり、それが原因で複数の子どもが認知機能障害を発症していた。
身体的にも、殴ったり首を絞めたり長時間拘束するなどの虐待が行われ、そうした虐待が「数週間から数カ月にわたって続くこともあった」(検察)という。