米ナッシュビル市長が辞任、窃盗認める 警備責任者と不倫
(CNN) 米南部テネシー州ナッシュビルのミーガン・バリー市長は6日、記者団に対し、辞任を発表した。発表の前には、窃盗の罪を認めていた。
バリー市長は「市長としてのわたしの時間は、きょう終わった」と述べ、任期中に支えてくれた職員に感謝の気持ちを伝えた。
CNNが入手した裁判所文書によれば、バリー市長は同日、辞任発表の前に1万ドルを超える窃盗を認めていた。ナッシュビル市に対して1万1000ドルを返金する。執行猶予は3年間。
バリー市長の警備責任者だった男も同日、1万ドルを超える窃盗を認めた。執行猶予は3年で、ナッシュビル市に4万5000ドルを返金する。
バリー市長は1月、この男と2016年に不倫関係にあったことを認め、謝罪していた。
地元紙によれば、2人はたびたび仕事のために国内外を旅行していたが、男は17年に3万3000ドルの経費を使い、5万ドル以上の超過勤務手当を受け取っていた。さらに8万4500ドルの給与を受け取っていた。9回については、2人だけでの旅行だった。
バリー市長は当時、地元紙に対し、この件で辞任することはないとの考えを明らかにしていた。
当局は先月、2人が性的関係を持っていた証拠となる可能性があるヌード写真が携帯電話から新たに見つかったと発表した。当時、男は警備担当として支払いを受けていた。
捜査当局によれば、男は勤務中に仕事用の携帯電話を使って写真を2枚撮影したという。当局は、公務員職権乱用や窃盗といった犯罪が発生した可能性を示唆する証拠だとしている。