ロシア疑惑の捜査、6割が「重大事」と CNN世論調査
ワシントン(CNN) ロシアによる米大統領選介入の捜査について、重大な問題だと考えている人は依然として全体の6割を占めることが、CNNによる1カ月ぶりの世論調査で明らかになった。
ロシア疑惑をめぐってはこの1カ月に、マラー特別検察官のチームはトランプ氏が過去にロシアで展開していた事業について調べていると報じられたほか、同氏の顧問弁護士が辞任し、下院情報特別委員会の共和党メンバーが「ロシアとの共謀なし」と判断して調査打ち切りを発表するなどの展開があった。トランプ氏はマラー氏や捜査自体を批判する発言を強めている。
しかし世論の動向は先月の前回調査からほとんど変わらず、ロシア疑惑の捜査を重大事と見る回答が58%を占めた。捜査の主体はトランプ氏をおとしめようとする動きだとする回答は36%だった。
マラー氏の仕事ぶりを支持する人は48%に上ったのに対し、トランプ氏の対応を支持するとの回答は32%だった。この数字も先月からほとんど変わっていない。
トランプ氏による捜査への対応を支持する人の割合は共和党支持者の間でも比較的低く、ほかの分野での支持率が70%を超えたのに対して61%にとどまっている。
トランプ氏が捜査に協力している度合いについては全体の55%が「不十分」、40%が「十分」と答えた。
トランプ氏は宣誓証言を求められた場合に応じるべきだと考える人は75%を占め、1月の78%と同様の高い率を示した。
調査ではCNNの委託を受けた調査会社SSRSが22~25日、全米で無作為に選んだ成人1014人に固定電話または携帯電話で直接話を聞いた。