家宅捜索受けたトランプ氏の弁護士、捜査員は「丁重だった」
ニューヨーク(CNN) 米連邦捜査局(FBI)がトランプ大統領の弁護士マイケル・コーエン氏の事務所などを家宅捜索したことについて、コーエン氏本人は10日、捜査官はプロ意識に徹した丁重な態度だったと話した。
FBIは9日、コーエン氏の自宅や事務所、滞在先のホテルを捜索。関係者によれば、トランプ氏とかつて性的関係を持ったポルノ女優に、コーエン氏が多額の「口止め料」を払ったとされる問題に関する文書などを押収した。
トランプ氏は同日、FBIが「弁護士の事務所に押し入った」と非難した。これに対してコーエン氏は翌日、CNNとの電話インタビューで「自宅や事務所が捜索されたのは不愉快だ」と語る一方、捜査官らの態度は大変敬意がこもっていたとコメント。「捜索の最後には私から感謝の言葉を述べた」と明かした。
捜査の行方に不安はあるかとの質問には「ないと言えばうそになる」と答え、捜索を受けて心穏やかでなかったのは確かだと述べた。
捜索や世間からの注目は家族にも影響を及ぼしていると話し、捜査の終結を願っていると強調。ポルノ女優への支払いをめぐる自身の行動は全て合法的だったと、改めて主張した。