「履歴書受け取って」、プラカード掲げたホームレスの男性にオファー殺到

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プラカードを持って街角に立つデービッド・カサレスさん/Jasmine Scofield/Twitter

プラカードを持って街角に立つデービッド・カサレスさん/Jasmine Scofield/Twitter

(CNN) 米カリフォルニア州シリコンバレーでこのほど、ホームレスの男性が街角に立って、「履歴書を受け取って」などと書かれたプラカードを持ち、実際に履歴書を配ったところ、その様子がSNSで拡散し、仕事のオファーが殺到する出来事があった。

デービッド・カサレスさんは大卒の20代。手に「ホームレス」「仕事に飢えています」「履歴書を受け取って」と書かれたプラカードを持っている姿が目撃されていた。カサレスさんはカリフォルニア州マウンテンビューで、仕事につながることを願って道行く車の運転手に履歴書を手渡した。

CNNの系列局KRONによれば、カサレスさんは数カ月前にカリフォルニア州に移ってきた。IT業界で職探しをしているという。最近になってお金を使い果たしてしまい、注目を集めるために創造的になる必要があった。「目立つために何かしてやろう」という感じだったと振り返る。

プラカードと努力が実を結んだ。ある女性がカサレスさんがプラカードを持っている姿を写真に撮って履歴書とともにSNS上に投稿したところ、手助けをしたいという申し出が殺到したのだ。

カサレスさんはCNNの取材に対し、200件を超える申し出があったが、受信箱があふれかえって分からなくなってしまったと語った。

カサレスさんの様子を投稿したのはジャスミン・スコフィールドさん。7月27日夕方、きちんとした身なりのカサレスさんの横を車で通りかかった。カサレスさんを呼び止めて履歴書のコピーを受け取ると、その後、当時の様子と履歴書をSNSに投稿した。

ツイッターでの投稿は30日午後には13万5000回以上、共有された。

履歴書によれば、カサレスさんはテキサスA&M大学を2014年に卒業。17年まで自動車大手ゼネラル・モーターズで働いていた。その後、カリフォルニア州に場所を移し、3月からフリーランスのウェブ開発者として働いているという。

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