米中間選挙の結果、7つのポイント
4.民主党に響くブラウン上院議員の声
オハイオ州の上院選では、民主党の現職ブラウン氏が予想通り3選を果たした。同州は16年大統領選で、トランプ氏が8ポイント差で勝利した土地だ。
大統領選では中西部の票がトランプ氏を勝利に導いたことを考えると、ブラウン氏の勝利は民主党にとって、20年大統領選へのひとつの指針となりそうだ。
ブラウン氏は勝利演説で「全米の目を中西部の工業地帯、五大湖沿岸州へ向けさせよう。我々が全ての労働者にどれほど敬意を払っているかを、全米に知らせよう。これが18年のオハイオからのメッセージであり、20年に向けた我が国の青写真だ」と訴えた。
5.すでに始まった20年大統領選
20年大統領選といえば、上院選で勝利した民主党の現職、ニューヨーク州のジリブランド、ミネソタ州のクロブチャー両氏は今後、すでに蓄えている多額の資金を背景に、大統領選出馬を目指すことが確実視される。
クロブチャー氏はブラウン氏と同様に中西部で勝てる候補として、ジリブランド氏は女性のために戦うリベラル議員として、それぞれ自身を売り込んでいくことになるだろう。