米中間選挙の結果、7つのポイント
6.民主党、期待の新星は全敗
民主党支持者が地元の候補以外に注目していた期待の星といえば、フロリダ州初の黒人知事を目指したギラム氏、ジョージア州で米国初の黒人女性知事を目指したエイブラムス氏と、テキサス州上院選のオルーク氏が挙げられるだろう。だが3人とも敗れる結果となった。
3人の空白はいずれ、民主党から出てくるほかの新星が埋めることになるだろう。ミシガン州知事選で当選した女性のホイットマー氏、同性愛者と公言した初の知事となるコロラド州のポリス氏らが注目される。
オルーク氏も今回の善戦を踏まえ、改めて大統領選に出馬する可能性がある。
7.注目の知事選は共和党に軍配
民主党が期待をかけていたフロリダ州とオハイオ州の知事選は共和党が制した。どちらも大統領選の激戦区として知られる州だ。
大統領選に向けた選挙戦では、激戦州の知事を味方につけていることが大きな意味を持つ。21年に予定される各州の選挙区改正は、共和党に有利な結果となることが予想される。