トランプ氏、国土安全保障長官や首席補佐官らの解任を検討
(CNN) トランプ米大統領が米中間選挙後に示唆していたホワイトハウス高官や閣僚の入れ替え問題で、今後数日内にもニールセン国土安全保障長官に退任を迫る可能性があることが15日までにわかった。
人事刷新問題の経緯に詳しい複数の政府当局者が明らかにした。人事の入れ替えは大規模になるともみられ、地位の維持に確信を持っている高官らは政権内で働くトランプ氏の家族以外はほとんどいない状況だという。
ニールセン氏が去った場合、今後の去就が注目されるのは政権内でニールセン氏を擁護して来たとされるケリー大統領首席補佐官になるとみられる。
トランプ氏はニールセン氏の移民や国境の治安対策にいら立ちを募らせ続けているとされる。
ケリー氏の処遇についてトランプ大統領は今年、大統領の任期切れまでの続投を歓迎するとの意向を表明。一方で、少数の後任候補を検討して来た。ペンス副大統領のニック・エアーズ首席補佐官も含まれる。
2人の政府当局者によると、トランプ氏は中間選挙の投開票日の夜、エアーズ氏と長時間話し合い、好感を抱き始めたという。トランプ氏の同調者はケリー氏の政治的な洞察力の欠如に不満を抱いていたが、エアーズ氏はこの能力が評価されてもいる。ペンス副大統領は今週、アジア諸国歴訪中だがエアーズ氏は同行していない。
首席補佐官の候補にはこの他、デステファーノ大統領顧問やマルバニー行政管理予算局長の名前も浮上している。