アラビア語話せずと記者殺害の音声聞かず、米大統領補佐官

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サウジ記者殺害の音声記録を聴いていないというボルトン米大統領補佐官/CNN

サウジ記者殺害の音声記録を聴いていないというボルトン米大統領補佐官/CNN

ワシントン(CNN) サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館で殺された事件でボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は29日までに、カショギ氏が殺害された模様を記録したとされる音声データに触れ、アラビア語が理解出来ないため聞いていないと述べた。

ホワイトハウスでの27日の会見で表明した。「なぜ私が聞くべきなのか? 聞いて何を得られると考えるのか?」などと話すことが出来ないアラビア語の音声データを聞く必要性を疑問視。音声データの書き写しを読むことで十分な情報を入手出来るとも述べた。

トルコ政府が提供したとされる音声データについてはトランプ大統領も以前、「苦痛に満ち、おぞましいテープ」などとして、聞くことを拒否。音声データの内容について十分な説明を受けているなどとも強調していた。

CNNの取材に応じた消息筋によると、中央情報局(CIA)は、サウジの実力者であるムハンマド皇太子が殺害を指示したとの見方に大きく傾斜しながらも、最終判断は下していない。

一方、トランプ大統領はサウジ現体制と殺害事件を関連付けるCIAの分析に異議を唱えている。最近も事件に関連しサウジあるいは同皇太子に強硬措置を打ち出すことに否定的な考えを示唆している。トランプ氏はサウジを大量の武器売却が見込めるなどの重要な同盟国と位置付けている。

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