ブッシュ元大統領葬儀、長男ブッシュ氏が弔辞 トランプ氏は私的に面会へ
(CNN) 5日に行われるジョージ・H・W・ブッシュ元米大統領の葬儀は、長男のジョージ・W・ブッシュ元大統領らが弔辞を読む見通しとなった。トランプ大統領は弔辞を見送り、遺族と私的に面会する。
5日の葬儀は首都ワシントンの国立大聖堂で行われる。ジョージ・W・ブッシュ氏のほか、カナダのブライアン・マルルーニー元首相、米国のアラン・シンプソン元上院議員、大統領史の研究家でブッシュ氏の伝記を著したジョン・ミーチャム氏も弔辞を読む見通し。
葬儀の計画に詳しい情報筋によると、トランプ大統領は弔辞を見送るが、5日の式典には参加する。トランプ氏はブッシュ父子を含む元大統領を批判してきた経緯があるが、今回の死去に際しては繰り返し称賛の言葉を述べている。
葬儀の計画はトランプ氏の当選前から決まっていたという。元大統領の葬儀では他の大統領に弔辞を依頼するのが通例だが、ブッシュ家の場合は例外的で、他にもこの役割をこなせる大統領経験者がいる。
情報筋によれば、トランプ氏は4日、ホワイトハウスの向かいのブレアハウスを訪れ、ブッシュ家に弔意を伝える予定。
3日朝の時点では、トランプ氏やジョージ・W・ブッシュ氏に加え、バラク・オバマ氏、ビル・クリントン氏、ジミー・カーター氏といった存命の大統領経験者が全員参列する予定となっている。
ブッシュ氏のひつぎは、テキサス州ヒューストンからワシントンに到着。5日朝まで連邦議会議事堂に安置された後、国立大聖堂に運ばれる。