米NY州クオモ知事、娯楽用マリフアナ合法化に支持表明
ワシントン(CNN) 米ニューヨーク州のクオモ知事は17日に行った所信表明演説で、娯楽用マリフアナの合法化を支持すると表明した。
演説の中でクオモ知事は、「アフリカ系米国人や少数派の住民が不当にターゲットにされてきた司法の在り方に対応する」取り組みの一環として、娯楽用マリフアナの合法化に言及。「不要で不当な有罪判決や前科の烙印(らくいん)を終わらせなければならない。成人の娯楽用マリフアナを合法化しよう」と訴えた。
クオモ知事は2012年、公の場での少量のマリフアナ所持を合法化することを州議会に提案し、その目的は、何千人もの住民が不必要に軽罪に問われる事態を防ぐことにあると説明していた。
米国では現在、10州とコロンビア特別区で、成人に限って少量の娯楽用マリフアナ使用が合法化されている。
マリフアナ規制の緩和は2020年の大統領選挙に向けた民主党の予備選の重要な争点としても浮上している。