スターバックス、人気の「ナイトロ」を米全店舗で提供へ
ニューヨーク(CNN Business) 米スターバックスはこのほど、水出しアイスコーヒーに窒素ガスを注入した「ナイトロコールドブリューコーヒー」の提供を、来年末までに米国の全直営店へ拡大する方針を明らかにした。
スターバックスのブリューワー最高執行責任者(COO)が投資家向けのプレゼンテーションで語ったところによると、冷たいドリンクのメニューは同社の売り上げアップをけん引してきたが、氷入りの「フラペチーノ」は糖分が多く、健康志向の顧客を遠ざけている。
フラペチーノのように1回限りの注文ではなく、お気に入りのメニューとして習慣的に飲んでもらえるドリンクの選択肢を増やすのが目的とされる。
ナイトロコールドブリューコーヒーは2016年にシアトルの焙煎(ばいせん)工場で紹介されて人気を呼び、その年のうちに500店舗で発売。現在は全米8500カ所にある直営店のうち2500店舗で扱っている。
コーヒーをグラスに注ぐための特殊な装置を、全店舗に導入する作業が進んでいるという。
スターバックスはこのほか、デジタルメディアを通じた顧客との関係構築や宅配システムの導入などに取り組んでいる。