学級委員長落選の女子小学生、ヒラリー氏が励ましの手紙
ワシントン(CNN) 米メリーランド州の私立小学校で学級委員長に立候補しながら惜しくも敗れた少女に、2016年大統領選の民主党候補だったヒラリー・クリントン元国務長官から励ましの手紙が届いた。
小学3年生のマーサ・ケネディ・モラレスさん(8)は2週間前の学級委員選挙に立候補したが、一票差で男子に負けて落選した。マーサさんの父がこの話をフェイスブックに投稿し、それを見たクリントン氏から6日付の手紙が届いたという。
手紙については米紙ワシントン・ポストが最初に報じ、ヒラリー氏の報道官も本物だと確認した。
ヒラリー氏はこの中で、「委員長になれなくてがっかりしていることでしょう。でも私は、あなたがまず立候補を決意したことに大変感心しています」と書いている。
さらに「私にもよく分ります。男子ばかりが目指す役に手を挙げ、争うのは決して易しいことではありません」「一番重要なのは、あなたが自分の信念のために戦ったということ」と強調。「あなたの将来の大成功を願って、これからも応援しています」と語り掛けている。
マーサさんはCNNとのインタビューで、ヒラリー氏から手紙を受け取って「本当に感動した」と話した。委員長には選ばれなかったものの、副委員長を務めることが決まっている。マーサさんは米上院で可否同数の場合、議長の副大統領が最後の一票を投じる仕組みに言及し、副委員長になれることはうれしいと述べた。
ヒラリー氏にお礼の手紙を返したことを明かし、同氏を学校へ招くことも検討したいと話した。機会があれば、また学級委員長に立候補するつもりだという。