米フロリダ州の州務長官、顔面黒塗り写真の流出で辞任
(CNN) 米フロリダ州で就任したばかりの州務長官が24日、辞任した。15年近く前のパーティーで顔を黒塗りにした仮装写真が、地元紙に掲載されていた。
マイケル・アーテル氏は今月、デサンティス知事の就任にともなって州務長官に任命されたばかり。知事室によれば、24日午後に辞表を提出したという。
アーテル氏をめぐっては、24日付の地元紙が、2005年のハロウィーンパーティーで変装した時の写真を掲載した。
白人男性の同氏が顔を黒く塗って赤い口紅を塗り、胸を詰め物でふくらませている。頭にルイジアナ州のフットボールチーム、ニューオーリンズ・セインツのバンダナを巻き、耳には大きなイヤリングを着けている。
アーテル氏は同紙の取材に対して、自分の写真であることを認め、「私に言えることは何もない」と話した。
同紙によれば、デサンティス氏は24日朝にこの写真を初めて目にした。その数時間後、アーテル氏の辞表を受理したことを発表したという。
アーテル氏は05年当時、フロリダ州セミノール郡の選挙管理責任者を務めていた。
この年の8月末には大型ハリケーン「カトリーナ」が米南東部を襲い、ニューオーリンズ・セインツが本拠とするスタジアムに数千人の被災者が避難したとのニュースが大きく報じられていた。