米ロサンゼルス小型機墜落、死者5人に 住宅内の一家直撃か
(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外で小型機が空中分解して民家に突っ込んだ事故で、当局は4日、同機のパイロット1人と家の中にいた男女4人の死亡を確認したと発表した。
警察によると、死亡したパイロットはネバダ州在住のアントニオ・パスティーニさん(75)。シカゴ警察の元警官で、国家運輸安全委員会(NTSB)によると、事業用操縦士の免許も持っていた。
家の中で死亡した男性2人と女性2人についてはDNA鑑定を行い、家族と連絡を取りながら身元の確認作業を進めている。
関係者の証言によると、4人はこの家に集まっていた一家だった可能性が大きいという。
機体は炎上しながら墜落し、この住宅が激しく損傷、近隣の一帯に残骸が散乱した。
NTSBの4日の記者会見によると、パスティーニさんが操縦する1981年製のセスナ機は3日午後1時35分ごろ、フラートン空港を離陸。左に旋回して高度7800フィートまで上昇し、16キロほど飛行したところで急降下して住宅地に墜落した。
目撃者の証言や残骸の散乱状況から判断すると、同機は空中分解した可能性が大きいという。NTSBによると、「4人のいた民家に機体の一部が突っ込み、火災によって全員が死亡した」。