スーツケース遺体事件の容疑者逮捕、誘拐罪で起訴 米
(CNN) 米ニューヨーク近郊に放置されたスーツケースの中から女性の遺体が見つかった事件で、24歳の男が逮捕され、誘拐罪で起訴された。男は女性が自分で頭を打ったと供述している。
遺体は今月5日に発見され、ニューヨーク州ニューロシェルのアパートに住むバレリー・レイエスさん(24)と判明していた。
起訴されたのはハビエア・ダシルバ被告(24)。ニューヨーク市内で11日、レイエスさん名義のATMカードを使った後に逮捕された。
被告は調べに対し、レイエスさんのアパートで1月29日、性行為の最中にレイエスさんが床に落ちて頭を打ったため、レイエスさんの口にテープを張って手足を縛り、スーツケースに詰めて車で運んだと話している。
捜査当局はダシルバ被告とレイエスさんの関係を明らかにしていない。遺族の話によると、レイエスさんは以前「ハビエア」という人物と交際していたが、約1年前に別れていたという。
検察によると、レイエスさんのカードは29日にニューロシェル市内の銀行で使われ、約1000ドル(約11万円)が引き出されていた。防犯カメラの映像には黒いパーカーを着た男が映っていた。この男が銀行の向かい側に止めていた車はレンタカーで、ダシルバ被告が運転者に登録されていたという。