90人の殺害自供した受刑者、被害女性の似顔絵を手描き FBIが公開
(CNN) 女性3人を殺害した罪で服役している男が90人以上の殺害を自供したことを受け、米連邦捜査局(FBI)はこのほど、被害者の似顔絵を公開し、家族や友人からの情報提供を呼びかけた。
殺害を自供したのはカリフォルニア州の刑務所で服役しているサミュエル・リトル受刑者(78)。FBIが12日に公開した女性16人の似顔絵は、すべてリトル受刑者の記憶を頼りに描いたものだといい、FBIは一般からの情報提供を募って身元の特定につなげたい考え。
FBIは以前にも被害者の女性2人の似顔絵を公開し、身元の特定につなげていた。
リトル受刑者は女性3人を殺害した罪で終身刑を言い渡されて昨年春から服役中。FBI捜査員の事情聴取に対し、1970年~2005年の間に米国各地で約90人を殺害したと自供していた。
このうち34人については昨年11月までに身元が確認されたが、残る被害者の身元は判明していない。
狙われたのは売春にかかわっていた女性や薬物依存の女性など、弱い立場にある女性だった。もしこうした事件が立件されれば、米史上最悪の連続殺人事件になる可能性がある。
FBIは、電話や電子メールで被害者に関する情報を提供してほしいと呼びかけている。