米南部竜巻、死者23人に 今後も増える恐れ

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米アラバマ州で起きた竜巻により、幹線道路をふさぐ形で倒壊した携帯電話の中継塔/Mike Haskey/Ledger-Enquirer/AP

米アラバマ州で起きた竜巻により、幹線道路をふさぐ形で倒壊した携帯電話の中継塔/Mike Haskey/Ledger-Enquirer/AP

(CNN) 米南部アラバマ州で3日、竜巻が連続して発生し、リー郡では子どもを含む少なくとも23人が死亡した。

地元保安官が当初発表した死者数は14人。同保安官はCNN系列局のWRBLに対し「また増える可能性がある」と述べている。被害状況については、幅800メートル、長さ数キロに及ぶ破壊の跡が竜巻の発生地点から東に伸びているという。

CNNの気象専門家によれば、リー郡は1時間の間に2回の竜巻に相次いで襲われたとみられる。この日はアラバマ州とジョージア州で少なくとも12回の竜巻が発生した。

アラバマ州で竜巻によってこれだけの死者が出るのは、2011年に200人以上が死亡した巨大竜巻以来。

保安官は、重傷を負って病院に運ばれた人たちもいると説明。当局は3日夜の時点で救急捜索活動を最優先に行っているが、日が落ちるなかで難しい作業を強いられているという。

アラバマ州のアイビー知事は、先月出していた非常事態宣言の期間を延長した。この時の宣言は竜巻と悪天候を理由に、全州に向けて出されていた。

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