マフィアのボス射殺、容疑者を拘束 米NY市警

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殺害現場で作業する警官=14日、スタテン島/Seth Wenig/AP

殺害現場で作業する警官=14日、スタテン島/Seth Wenig/AP

(CNN) 米ニューヨーク市の有力マフィアの「ガンビーノ・ファミリー」のボスとされるフランチェスコ・カリ氏(当時53)が今月13日、同市スタテン島の自宅前で射殺された事件に関連し、市警は16日、24歳の男を拘束したと発表した。

主任刑事は記者会見で、拘束されたのは銃撃犯と判断しながらも、捜査は完結していないと主張。今後は共犯者がいるのかどうかに焦点を当てるとした。カリ氏殺害の動機についても調べるとも述べた。

拘束した男を容疑者と特定した根拠の詳細には触れなかった。前科の有無にも言及しなかったが、容疑者は事件当日、スタテン島で保有するトラックの駐車違反問題に絡み召喚状を受け取っていたことを明かした。

同主任刑事は以前の会見で犯行に触れ、ピックアップトラックがカリ氏の自宅周辺で車に衝突したと説明。同氏が様子を確認するため自宅を出た際、実行犯が銃撃を始めており、外へおびき出すための衝突の可能性がある。

カリ氏は自らの車の陰に隠れたが、トラックがこの車に激しく突っ込んでいた。同氏は搬送先のスタテン島の大学病院で死亡していた。胴部分を10発撃たれていたという。

警察は事件に使われたとみられるトラックを回収したが、凶器の小火器は見つかっていない。

容疑者の男はニュージャージー州の勾留施設からスタテン島に移送後、殺人罪で正式に訴追される見通し。

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