4歳児がピューマに襲われ負傷 米サンディエゴの自然保護区
(CNN) 米カリフォルニア州サンディエゴの自然保護区で27日、家族らとハイキングコースを歩いていた4歳の男児がピューマに襲われ負傷した。命に別条はないという。
病院の報道担当者が28日に発表したところによれば、男児の容体は良好で、まもなく退院できる見通し。
州当局者が記者会見で語ったところによると、男児は27日午後、家族やほかの10人と一緒に歩いている時に襲われ、頭部にけがを負った。男児の名前は公表されていない。
ピューマが襲い掛かった時はだれもが逃げ出したが、男児の父親だけは石を投げて追い払おうとしたという。
州当局者らが同日夜、同じ模様の雌1頭を見つけた。監視員を恐れる様子がなかったため、男児を襲ったピューマだと判断して安楽死処分した。
このピューマのDNAと、男児の衣服や包帯から採取したDNAを照合する。結果は2~3日後に判明するという。同じピューマだったと確認されるまで、保護区は閉鎖される。
同当局者によると、サンディエゴ郡で前回、ピューマの襲撃が報告されたのは20年以上前だった。