心音が聞こえた胎児の中絶禁止法、ルイジアナ州でも成立

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米ルイジアナ州での中絶禁止法成立に抗議する人々/Chris Granger/AP

米ルイジアナ州での中絶禁止法成立に抗議する人々/Chris Granger/AP

(CNN) 米ルイジアナ州のジョン・エドワーズ知事(民主党)は30日、心音が確認された胎児の人工妊娠中絶を禁止する法案に署名し、成立させた。

同法案は29日に賛成多数で同州下院を通過していた。「心音が検出できる出生前の人の中絶を禁止する」と規定している。心音は早ければ妊娠6週間で確認できる。この段階では自分が妊娠していることに気付かない女性も多い。

人工妊娠中絶を規制する同様の法案は、ミシシッピ、ケンタッキー、オハイオ、アラバマの各州も通過させている。

このうちミシシッピ州の法律については連邦控訴裁で争われており、担当裁判官は、同法が性犯罪の被害者や近親相姦による妊娠も例外扱いとしないことに対して強い懸念を表明していた。

ルイジアナ州法の施行は、裁判所がミシシッピ州の法律を支持する判断を示すことが前提となる。

「生命尊重」の信条を掲げるエドワーズ知事は29日の声明で、「私はこの問題について約束を守り、自分の信条に従ってきた」と述べ、「生命尊重は単なる出生尊重よりも大きな意味があると、心から信じる」と強調した。

米自由人権協会(ACLU)ルイジアナ支部の代表は29日、CNNの取材に対し、「ルイジアナ州と全米の女性が、刑罰や偏見なしに安全で合法的な中絶治療を受けられるよう尽力する」とコメントした。

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