米少年、顔面に25センチのナイフ刺さる 「一巻の終わりだったかも」
(CNN) 米中西部カンザス州でこのほど、15歳の少年の顔に長さ約25センチメートルの刃物が突き刺さったものの、一命をとりとめる出来事があった。
刃物を除去する手術に携わったコージ・エバーソール医師によれば、同州バーボン郡に住むイーライ・グレッグ君は13日、兄弟や家族の友人らと一緒に屋外で遊んでいた。
草の上で刃物が見つかったので、イーライ君は幼い子どもたちがけがをすることのないよう、それを持ち去ろうとした。ところがその途中、つまずいて転んだイーライ君の顔に、別の少年が握っていた刃物が突き刺さってしまったという。
イーライ君によれば、あっという間の出来事だった。イーライ君は台所に母親がいるのを見つけ、母親がすぐに通報したという。イーライくんは「母親がいてくれてよかった。一巻の終わりだったかも」と振り返った。
イーライ君は14日早朝に病院へ搬送され、午前7時ごろから手術が行われた。刃物が突き刺さった周辺の血管を注意深く観察しながら、カテーテルなどを使って慎重に除去手術が行われた。
イーライ君は17日に退院。数日安静にして、1週間程度経ったら、改めてMRI(磁気共鳴画像装置)による検査を受ける予定だという。