米リトルリーグで親同士が乱闘、1人重傷 13歳審判の判定巡り
(CNN) 米コロラド州デンバー近郊で行われたリトルリーグの試合で、13歳の審判の判定を巡って親同士が乱闘になり、警察によると、少なくとも1人が重傷を負った。警察は保護者に「大人になって」と苦言を呈している。
地元警察によると、乱闘が起きたのは15日の試合。審判の判定に腹を立てた親やコーチがフィールドに乱入し、7歳の選手たちが見守るなか、殴り合いを始めた。
警察報道官はHLNの取材に「率直に言って不快だった」「野球の試合に7歳の子どもたち。大人になる必要があるのは親の方だ。その点が一番悲しい」と語った。
警察によると、既に数人が秩序を乱した疑いで出廷を命じられた。多数の負傷者も報告されているという。
乱闘の様子をとらえた動画には、白いシャツに青緑の半ズボンを身につけた男が映っており、警察は男の身元特定につながる情報の提供を呼び掛けている。
警察報道官は、この男は暴行罪に問われる可能性があると指摘。動画に映っている親の一部についても、子どもを危険にさらしたとして児童虐待罪となる可能性があると説明した。
動画では、乱闘勃発時に子どもたちが逃げ惑う様子が見える。「ここに映っているのは保護者やコーチ。子どもたちの尊敬の対象とされる人たちだ」「指導者であるはずの人たちがこんなことを起こすとは」と報道官は嘆いている。